2010年 05月 27日
一日付き人 |
先日、一日付き人をやってきました。
日本舞踊のおさらい会に出演することになった叔母のお手伝いをすることになったのですが.....
9時ごろ家を出て、劇場に着いたのは10時過ぎ。楽屋は既に慌しい雰囲気。
叔母の出演は夜7時過ぎなので、こちらはまだのんびりムード。
反対に同じ楽屋の方は2番目に踊る予定なので、衣装や鬘も付け準備万端。
お手伝いしてる振りして私たちも一緒に舞台袖に。袖から見る舞台は客席から見る舞台とはまた違った世界。
(今回は著名な歌舞伎役者の方々も出演されたため、舞台写真はすべて禁止。肝心な晴れ姿の写真は残念ながら1枚も撮れませんでした。)
時間が経つに従い楽屋の廊下はきれいなお姫様や町娘などで華やいだ雰囲気になってきました。
でも朝から楽屋でうろうろしていると、だんだんお腹が空いてきました。
慌てて買出しに走って、江戸情緒溢れる中、なんとも不似合いなホットドッグをいただきました。
早い時間からいらっしゃってくださったお客様にご挨拶したり、巻物をお渡ししたりしているうちに、いよいよ叔母も準備開始です。
最初はお化粧から。まず洗顔してすっぴんになってお化粧をしてくださる方のお部屋へ。この「すっぴん」は本当に何もつけていけなくて、うっかり化粧水だけつけといたら、といってしまったために、もう一度顔を洗いに戻ってこなければならなくなってしまいました。役に立たないどころか、お邪魔虫で付き人失格です。(汗)
白塗りのお化粧が終わったら次は衣裳部屋。今日はお姫様役で引き抜き(舞台の上で上に着ていた着物を取り去って一瞬で下に着ていた違う衣装になること)もあるので、大変です。その重量はなんと20kg以上!
重~い衣装を付けたら次はこれまた重い鬘を被りに床山さんへ。お姫様のかんざしてんこ盛りの鬘もさぞや重いのでは、と思ったら、最近のかんざしはなんと「紙」製で軽くなっているのだそうです。これまたびっくり!
これで完成、と思いきや、よく見るとまだ手は肌色のまま。手も白塗りするのですが、早くに塗ってしまうと何も触れなくなってしまうので、舞台直前に塗ってもらいます。もう一度お化粧部屋へ行くと手を塗りがてら、顔も直してくださいます。
手を塗った後は衣装の裾を持つのにも手拭いを挟んで持たなければいけません。
きれいでいるのはやっぱり大変~!(笑)
ようやくこれで舞台に。せっかくの晴れ姿、私たちも付き人仕事は中断して客席でじっくり鑑賞です。
朝から母差し入れの柚子湯を飲んで喉の調子を整えていたおかげか、台詞もよく通ってます。
現実ではもう「お姫様」から遠く離れた年齢ですが、舞台に出ればちゃんとお姫様。(それでも、かなりしっかり者のお姫様でした。(笑))
朝からずーっとバタバタしていたのが嘘のような優雅な世界。無事に終わってよかった、よかった。
舞台から降りればまた慌しい「舞台裏」。見てくださったお客様にご挨拶して、一緒に記念撮影(舞台化粧のまま!恐~い!)して。
劇場の終了時間が迫っているので、楽屋の撤収作業も同時進行。付き人、お仕事のお時間です!
すべてを終えて家にたどり着く頃には、舞台に出たわけでもないのに、みょーな達成感と疲労感が。
温かいお茶をいれ、巻物のお弁当とお菓子でほっと一息ついて。今頃みんな同じお弁当を食べてるのかなぁ......
今日の舞台の話で盛り上がりつつ気づくとみんな夢の中。
きれいな舞台を作るのは大変だけど、たまのお手伝いはとても楽しいです。
舞台に出られた方々、本当の裏方の皆様、お疲れ様でした!
日本舞踊のおさらい会に出演することになった叔母のお手伝いをすることになったのですが.....
9時ごろ家を出て、劇場に着いたのは10時過ぎ。楽屋は既に慌しい雰囲気。
叔母の出演は夜7時過ぎなので、こちらはまだのんびりムード。
反対に同じ楽屋の方は2番目に踊る予定なので、衣装や鬘も付け準備万端。
お手伝いしてる振りして私たちも一緒に舞台袖に。袖から見る舞台は客席から見る舞台とはまた違った世界。
(今回は著名な歌舞伎役者の方々も出演されたため、舞台写真はすべて禁止。肝心な晴れ姿の写真は残念ながら1枚も撮れませんでした。)
時間が経つに従い楽屋の廊下はきれいなお姫様や町娘などで華やいだ雰囲気になってきました。
でも朝から楽屋でうろうろしていると、だんだんお腹が空いてきました。
慌てて買出しに走って、江戸情緒溢れる中、なんとも不似合いなホットドッグをいただきました。
早い時間からいらっしゃってくださったお客様にご挨拶したり、巻物をお渡ししたりしているうちに、いよいよ叔母も準備開始です。
最初はお化粧から。まず洗顔してすっぴんになってお化粧をしてくださる方のお部屋へ。この「すっぴん」は本当に何もつけていけなくて、うっかり化粧水だけつけといたら、といってしまったために、もう一度顔を洗いに戻ってこなければならなくなってしまいました。役に立たないどころか、お邪魔虫で付き人失格です。(汗)
白塗りのお化粧が終わったら次は衣裳部屋。今日はお姫様役で引き抜き(舞台の上で上に着ていた着物を取り去って一瞬で下に着ていた違う衣装になること)もあるので、大変です。その重量はなんと20kg以上!
重~い衣装を付けたら次はこれまた重い鬘を被りに床山さんへ。お姫様のかんざしてんこ盛りの鬘もさぞや重いのでは、と思ったら、最近のかんざしはなんと「紙」製で軽くなっているのだそうです。これまたびっくり!
これで完成、と思いきや、よく見るとまだ手は肌色のまま。手も白塗りするのですが、早くに塗ってしまうと何も触れなくなってしまうので、舞台直前に塗ってもらいます。もう一度お化粧部屋へ行くと手を塗りがてら、顔も直してくださいます。
手を塗った後は衣装の裾を持つのにも手拭いを挟んで持たなければいけません。
きれいでいるのはやっぱり大変~!(笑)
ようやくこれで舞台に。せっかくの晴れ姿、私たちも付き人仕事は中断して客席でじっくり鑑賞です。
朝から母差し入れの柚子湯を飲んで喉の調子を整えていたおかげか、台詞もよく通ってます。
現実ではもう「お姫様」から遠く離れた年齢ですが、舞台に出ればちゃんとお姫様。(それでも、かなりしっかり者のお姫様でした。(笑))
朝からずーっとバタバタしていたのが嘘のような優雅な世界。無事に終わってよかった、よかった。
舞台から降りればまた慌しい「舞台裏」。見てくださったお客様にご挨拶して、一緒に記念撮影(舞台化粧のまま!恐~い!)して。
劇場の終了時間が迫っているので、楽屋の撤収作業も同時進行。付き人、お仕事のお時間です!
すべてを終えて家にたどり着く頃には、舞台に出たわけでもないのに、みょーな達成感と疲労感が。
温かいお茶をいれ、巻物のお弁当とお菓子でほっと一息ついて。今頃みんな同じお弁当を食べてるのかなぁ......
きれいな舞台を作るのは大変だけど、たまのお手伝いはとても楽しいです。
舞台に出られた方々、本当の裏方の皆様、お疲れ様でした!
by emmanuela
| 2010-05-27 23:51